カタクリの実2007年5月

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6月ごろ山を歩いていると、「これ、何ですか?」とよく聞かれます。
カタクリの花は有名なので皆さん知ってますが、実や種を見たことのある方は少ないようです。
種が落ちると、カタクリは地上から姿を消して、翌年の春まで球根のままじっとしています。
そのため、春のはかない命「スプリングエフェメラル」と言われます。


種には、エライオソームというアリの好きな物質がついています。
2枚目の種の写真の白い部分。
このおかげで、種は遠くまで運ばれ子孫を残すことができます。
スミレなどの種にも同じようなものがついており、「アリ散布植物」といわれます。

カタクリは1年間のうち、2ケ月の間だけ地上に顔を出しますが、
その短い期間だけを観賞していることになります。

福井市西部のミルキングコースのカタクリの谷も落ち葉ばかりが目立ちますが、
探せば実を見つけることができます。